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演奏会に新規のお客様を集客できるスゴいチラシの秘密
コンサートタイトルには○○○○ワード!!
私がコンサート集客でもっとも重要視しているのは「コンサートタイトル」です。
皆さんは、イベントのタイトルをどのように決めていますか?
皆さんが思っている以上にイベントタイトルは重要です。
セミナーでチラシの入ったラックの写真を見ていただくと
皆さんどんなチラシに目が行くと思いますか?
大きく分けると2つに意見が分かれます。
1 デザイン的に目立つもの
2 自分に関心のある言葉が表記されていること
です。
「デザイン的に目立つ」というのは見やすく、大きく、はっきりとしたタイトルや
目を引く人物や写真、イラスト、色使いなどです。
特にチラシラックなどは上3分の1しか見えないですから、
3分の位置は目立つタイトル、人物、イラスト、などを持ってくるのがおすすめなのです。
「自分に関心のある言葉が表記されていること」というのは
人は関心がある事に関する言葉にはアンテナが立っています。
例えば、子育て中のママであれば、「赤ちゃん」「子育て」「ママ」というような言葉に
反応しやすくなります。
私は音楽の中でもオペラが好きですので、「歌劇」「ソプラノ」「オペラ」という言葉があると
つい目が行ってしまうのです。
こうした事は個々の心の中で起きています。
ですから、イベントのターゲットとなる人がどんな言葉にアンテナを立てているかを考えながら
目立つ位置にその言葉を使った「タイトル」を配置するだけでも集客の結果が変わってくるというわけです。
コンサートのタイトルにはわくわくワードが必要。
人はわくわくする、何か価値を感じるなど感情が動かないことには行動にも移りません。
行動するまでに「こころ」が動くことを覚えておかなくてはいけないんですね。
ですから、わくわく感を感じるタイトルを考えて欲しいとお話しています。
タイトルはそれほど文字数を取ることはできないと思いますが知恵をしぼってターゲットの
アンテナに引っかかる言葉を使いながらわくわく感(または価値)を伝えられるように工夫してみましょう。
新規のお客様を呼ぶチラシの秘密
チラシで新規のお客様を呼びたい!!と、いうご相談はこれまで演奏会のチラシ屋さんのお客様から
たくさん頂いてきたお悩みです。
ただ、文字情報を並べただけでは新規のお客様は呼び込めません。
チラシで新規のお客様をつかむためにはお客様の「Yes」を5つつかむ必要があるんですね。
お客様はチケットを購入するまでざっと下記のような行動をしています。
1 目が止まる
2 手に取る
3 持ち帰る
4 次の行動をする
5 購入する
です。
チラシに目が止まるのか、止まらないのか。
目にとまったとして、チラシを手に取るのか、取らないのか
手にとったとして、持ち帰るのか、元に戻すのか
持ち帰ったとして、次の行動(例えばWebサイトにアクセスするなど)を取るのか取らないのか
次の行動をとったとして、チケットを購入するのか、しないのか。
という小さなYes、Noをお客様は繰り返しています。
これをチラシ作りのテクニックに変換するとこうなります。
1 アイキャッチ
2 タイトル
3 キャッチコピー・企画内容
4 明確な動線
5 背中を押すひと押し
です。
こうしたことを意識しながらチラシを作らないと
新規のお客様から5つのYesを貰いにくくなるということです。
コンサートのチケットが売れない訳
コンサートの中身がどんなに素晴らしくてもコンサートのチケットは前払いです。
コンサートチケットの売りにくさはこの「前払い」にあります。
手にとったり、見たりして買うものではないのである程度の「信頼」と「実績」と「想像」で
お客様はチケットを購入するわけですね。
「この人はいい演奏をするだろう」
「過去これだけの評価を得ている公演なら今回も面白いんだろう」
「この企画はきっと面白いに違いない」
という、予測の域でチケットを購入するわけです。
だから、新しいお客様を呼ぶのが難しいのです。
【お客様の欲しいと思う気持ち】>【お客様の負担】
↑このバランスを取り続けることが売れるチケットの条件なんですね。
これは私がよくお話する「人物型」「企画型」
どちらにも当てはまることです。
コンサートのチケットを購入するお客様は様々な負担、リスクを背負うことになります。
・会場へ行く負担
・時間を確保する負担
・支払う金額
・面白くなかった時のリスク
などなどです。
こうした負担をコンサートへの期待感、ワクワク感、などの欲しい気持ちが上回れば
チケットは必ず売れるわけです。
最近自分が欲しいと思って買ってしまったものを思い出してみてください。
どんな気持ちでその商品を購入しましたか?同じ心の動きがお客様の中でも起きています。
例えば、負担を減らす場合にできることは下記のようなことになります。
・会場へ行く負担 → できる限りアクセスの良い会場を選ぶ
・時間を確保する負担→開演時間や上演時間がお客様に無理がないか検討する
・チケット購入の負担 →支払い方法を増やす
・支払う金額 → チケット代を下げる
・面白くなかった時のリスク → 満足保証を行う
などですね。
チケット代を下げるのはあまりおすすめできません。
逆に期待値をあげる、欲しい欲求を高めるのはもっと幅広く色々なことができます。
できますが、欲求を高める方が難しいと私は思っています。
この事前に欲しいと思う気持ちを高めるのは当日のプログラムを一生懸命考えるだけではなく、
企画の見せ方、伝え方などを考えていく必要があることがお分かり頂けるかと思います。
チラシのデザインで集客は変わる?変わらない?
まずはこちらの2つのチラシをご覧下さい。
この二つのチラシは同じ内容でデザインだけが異なるチラシです。
アンケートを実施した結果をごらんいただきましょう。
無作為にAグループとBグループにわけて、
それぞれのグループにどちからのチラシ一方のチラシにのみ、2つの質問に回答をしてもらいました。
ご覧頂いておわかりになるように
文章は同じことしか書いてありませんが、興味があると答えた人の割合が30%近く変わっています。
興味を持つか持たないかは、その先の集客の母数が大きく変わってくることになりまs。
当然、こうした興味を持てるか持ていないかは、チケット代に対する感覚も変化してきます。
下記をご覧下さい。
予想チケット代の平均額は1000円以上差がついてきますし、注目すべきは最低額です。実際の金額から予想最低額が低い方が当然チケットは売れにくくなっていきます。
このコンサートの実際のチケット代金は2500円です。
当然のことながらAのチラシの方が多くの人が値ごろ感を感じやすくく、売りやすくなるというわけです。
チラシのデザインは演奏家さんにとって名刺より多く人に手渡す「ブランディングツール」です。
演奏家さんにとってブランディングを行うことは非常に重要です。名刺やWebサイト、日頃のファッション、ステージドレス、MCや言葉遣い、などその人を構成する要素すべてがその人のブランドに関係していきます。
演奏家として品格あるブランドを確立したい場合もっとも重要なのは、一番多く手渡す機会が多いコンサートチラシであると考えています。
だからこそ美しくかつ集客できるチラシが演奏家さんにとって大きな武器になるのです。
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